南アフリカへの貿易ミッションを計画するタイ

タイ商務省の国際貿易促進局(DITP)が率いる高級タイ貿易代表団は、9月18日から22日にかけ、南アフリカに道を開いて両国間の貿易関係を構築します。代表団は、建設、食料、飲料、自動車部品、家庭用品、機械部門で活動するタイの大手企業の代表者によって構成されており、ヨハネスブルグとケープタウンのビジネスパートナーと会合を開きます。

「タイと南アフリカは、それぞれの地域の戦略的経済開発の中心地として、二国間の貿易と投資の面でお互いを提供し、新しい貿易地域の相互のゲートウェイとしての役割を果たしています。」とタイ王国大使館のアピラック・ペプアン(Aphirak Paepuang)商務部長官は述べました。

タイと南アフリカは、タイは南アフリカの9番目の貿易相手国であり、南アフリカはタイにとって東南アジア諸国連合域内で最大の貿易相手国です。

2016年の二国間貿易額は3兆600億豪ドルに達し、2015年には310億豪ドルの大幅な増加となり、毎年2桁成長を遂げています。プレトリアの商業局は南アフリカ共和国、DTIP、ロイヤルタイ大使館への過去の成功した貿易ミッションを踏まえて、主要なタイの製造業者と輸出業者、南アフリカの輸入業者、流通業者、卸売業者、小売業者とのB2Bミーティングを開催します。

南アフリカの土地に足を運ぶ予定のタイのトップ食品、飲料、家庭用品メーカーは、Bangsue Chia Meng Rice Mill、Boonrawd Trading International、Phootawan Thai Dried Fruit、Siam Golden Rice、SN Foods and Marketing、Cool Manufacturing、NV Aranyikです。同社は、高品質のドライフルーツ、米と米製品、紅茶とコーヒー製品、冷凍魚製品とイカ、海藻スナックと米クラッカー、カトラリーと家具、特殊スーパーマーケットとケータリング用冷蔵庫、ディスプレイクーラーなどの製品を展示する予定です。また、自動車部品・付属品製造会社である豊田通商、TPNグローバル・ビジネス、ユニコム・オート・パーツは、自動車部品やアクセサリーを展示します。 建設資材会社のパネルプラスは、メラミンに面するパネル、パーチクルボード、中密度のファイバーボード製品などを中心にアピールします。

タイでの影響力を競う日本と中国

日本が持つバンコクに対する巨大な貿易課題は、経済比重の争奪にあります。570人の投資家や上級閣僚を含む、日本からタイを訪れた大規模な日本の貿易使節団は、どうして日本のビジネスマンたちがタイに投資機会を熱心に抱いているか、疑問に思っています。

経済産業省(METI)の世耕 弘成(せこう ひろしげ)氏が率いる貿易使節団は、東部経済回廊(EEC)のチョンブリ、ラヨーン、チャチュンサオを詳しく視察しました。

貿易使節団に同行した日本のジャーナリストは、中国投資家がタイでの日本の投資を追い越すかどうかについて、何度も質問しました。この質問は、日本の投資家がタイでの外国直接投資(FDI)における卓越した役割を失うことを懸念したものです。

中国は中国と海外市場をより密接に結ぶ一帯一路(One Belt, One Road)を積極的に推進しているという憂慮すべき兆候があります。また、中国は、ラオス、タイ、インドネシアの高速鉄道への投資について主要な合意を得ています。中国は明らかにASEANへの積極的な動きを見せています。中国の投資家としては、巨大なオンライン取引プラットフォーム「アリババ(Alibaba)」の創設者であるジャック・マー氏が、世界中で中国の影響力を見せつけており、同社はEECへの投資意向を表明しています。中国は、世界最大の経済大国である米国が自国で生産された製品に貿易制限を課すと脅迫したため、積極的に動き出したと考えられます。また、中国政府は、独自の影響力を創出する戦略の一環として、中国の国営企業や民間投資家が米国の動きに対抗して海外への投資を増やすことを後押ししました。

一方で、日本の投資家は、数十億バーツの高速鉄道線やAlibabaの活動に見合う、大きな動きは未だ行なえていません。しかし、経済産業省(METI)の貿易使節団は、日本が中国の行動に対抗し競争することを提案しました。世耕氏は安倍晋三首相のイニシアチブである「connected industries(つながり産業)」について、日本は自動化、ロボティクス、IoT(internet of things、モノのインターネット)を製造業に導入することで世界の生産拠点をより良くする、と強いメッセージを送りました。